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大学入試やってよかったことよくなかったこと【共通テスト】

前回前々回の記事において、どれだけ効率よく共通テストの点数を取るかについて長々と語らせて頂いた。ただそこで記載したのは主にどう解くかの道筋のようなもので、抽象的であると言わざるを得なかったと思う。ただこれには理由があって、やっぱりそれぞれによって勉強法ってのは変わってくるからなんだ。万人が同じことをやればいい方法なんてものは存在しない。ただそれでもそこを知りたいという人も多いと思うので、今回の記事では、俺がやってよかった勉強法、やらなくて良かった勉強について紹介していこうと思う。

勉強は続かないけど、映画とかゲームとかはいくらでも続けられる暇つぶしの達人なのが俺。だから俺の目的は、とにかく勉強してる感じを出さずに勉強することなんだ。寺の掃除をしてたらいつのまにか格闘技の達人になっていた!みたいな感じ。半分くらいはまともな勉強法なんだけど、残りの半分はギャグみたいな勉強法かもしれない。だけど俺には効果があったんだ。なので記載しておく。

過去記事↓

elsecruise.hatenablog.com

【やるべき】読書

読書というか、日頃から文章を読んでおくとマジで役立つ。読む本は小学生向けの本とかじゃなければ基本的になんでもよくて、英語をガチガチに鍛えたければ英語の本でもいいし、政経を学びたければ時事ニュースみたいなの読んどけばいい。俺はそんなもん読みたくなかったからインターネットのなろう小説とかブログとか読んでた。難関国公立も早慶も共通テストも全部文章量が多い。しかも問題も難しいから、文章を読む時点で疲れる事は極力避けたいという話。文章を読む?そんなん朝飯前ですよ。という状態まで持っていきたいんだ。意識してた訳ではないんだけど、小説の中に出てくる雑学みたいなやつが英語の長文のテーマになってることが何回かあった。

英語編

【微妙】 ターゲット1900 

 

言わずと知れた有名単語帳の一つ。システム英単語っていう別の有名単語帳もあるんだけど、それとは大きな違いがある。シス単は一つの単語に複数意味が記載されていたりするんだけど、ターゲットは一つの意味しか記載されていないんだ。これはデメリットのようで圧倒的なメリット。単語の意味なんか複数覚えても読解の時混乱するだけ。誤読が逆に増える。圧倒的にこっちがオススメなんだ。ただ、次の教材を見て欲しい。

【やるべき】アプリ版ターゲット1900(ターゲット友)

ターゲットの友 英単語アプリで大学受験・TOEIC®対策! - Apps on Google Play

まさかのアプリ版がある。基本無料なんだけど、俺は1000円課金してアップグレードした。特にリスニング機能のアップグレードが嬉しい。無料版だと英語の音声しか流れないんだけど、有料版になると日本語の音声も流れるようになるんだ。耳だけで英単語の意味まで確認できるようになるので、画面を見ずに英単語を覚える事ができる。俺は音声をシャドーイングして覚えるようにしていた。

もう1個大きなポイントは、クイズ形式のゲームみたいな機能があること。これで英単語の意味を確認かつ記憶することができる。これはやっててめっちゃ楽しかった。スペルまで覚えたかったり、派生語までしっかり覚えたいとかであれば文庫版のターゲットの方がいいと思うんだけど、俺はそこまで求めていなかったのでアプリで十分。このアプリ入れてから文庫版は一切開いてない。ちなみにアプリを使うのに文庫版を買う必要性はないので安心して欲しい。ただ両方買ってもたったの2000円なので、どっちもやってみてお気に入りの方を続けるのがベスト。

【微妙】英語ラジオ

普通に聞いてて面白くない。教育大学見ている感じがして嫌すぎた。

【普通】チャロ

小学生のころ、普通にアニメとして見てたことがある。内容自体は割と面白いんだけど、英会話初心者向き故にスローペースすぎて断念。リスニングを初歩から学びたい人とかはいいと思う。

【最高】映画鑑賞


冗談言うなって思っていると思う。ただ誇張抜きで俺の英語力は映画を見て完成されたんだ。俺は英語の文章の難しい所って単語とか文法でもなくて、イメージしづらいという点にあると思っている。日本語の文章であれば読むだけでなんとなくイメージできるものが、英語になると急によくわからなくなる。

なんて日だ!

この文章を読むだけであなたの頭には小峠が浮かぶと思う。ただ英語に直すとどうか。

What a day!

一気に小峠がどっかに行ってしまう。これは会話文っぽい例になるんだけど、情景描写が英語でされていても景色を思い浮かべづらいと思う。これは脳内で英語の文章が上手く再生できていないからなんだ。人間の多くは文章を読むときに脳内で音声を再生してると言われている。この再生がうまくいかないと読解は成立しない。アメリカ版の小峠が必要って話。

更に言うと、英語は文字から音声への変換をすることが難しくなっている。簡単な例で言うとknowとか。kは無視してノウと発音するんだけど、こういう字面と発音が一致しない単語が無数にある。この二点の問題を解決するために最適なのが映画鑑賞なんだ。

何故なら映画には音声だけでなく、字幕という英語の文章まで付いてきてしまうから。それに加えて動画という情報まで詰まっているので、文章を読んだときの背景がイメージしやすくなる。つまり読解力、リスニング力、イメージ力が同時に鍛えられる一石三鳥の最強勉強法なんだ。字幕と発音が結びつくことで文字から音声への変換もやりやすくなる。俺はこの勉強法でリスニングと長文読解が一気に上達した。

一つ注意したいのは、初見の映画だと内容が気になって勉強にはならない。二回目以降の視聴をオススメしたいというところ。昔見て面白かった映画とか、好きな俳優が出てた映画とかそういう映画を見るといい。英語字幕がないアマプラとかにもブラウザの拡張機能で字幕を設定してくれるものがあったと思う。やってみると、結構基礎的な文法で喋ってるんだなーというのが理解できるはず。英語に対するネガティブな印象も払拭して心理的にもプラス。

【最高】youtube

youtubeとはいっても英語の。英会話講座とかは面白くないから、アメリカ俳優のインタビュー動画とかをよく見てた。映画と違ってスキマ時間に見れるというメリットがある。プレイリスト作って上から再生してた。

【普通】複数人の音声

映画もyoutubeも基本1対1の会話が多いから、複数人での会話に慣れる事が出来ない。だからそれの補強として。とはいえ複数人での会話が出てくるリスニングなんて共通テストの最後らへんしかないので、そこまで鍛える意味はないかも。

【普通】ちょっと前の科学雑誌

試験で出る文章、それも科学系の文章の内容が誤っていた場合、色々と問題が発生する。なのである程度実験や臨床が重なって信頼性が確保されている情報をテーマにする必要があるんだけど、そこまで大体5年から10年かかるんだ。なので今から5年前とか10年前の科学雑誌がピンポイントの情報源になる。ニュートンとかそういう本格的な科学雑誌ではなく、子供の科学っていう中学生向けの科学雑誌を読んでいた。図書館とかにバックナンバーがあるから無料で読める。たまたまかもしれないけど、実際の試験で同じ内容の物が多く出た(気がする。)とはいえ俺は相当な量の子供の科学を読んだし当然時間もかかったので、楽しく読める人向け。科学雑誌なんかおもんないって人にはオススメしない。

国語編

【普通】漢字

私立の試験とかだと結構記述があって、過去問解いてるとここで漢字使えば一文字減らせて文字数制限収まるのに!みたいな状況が複数回あった。てかそうなるように作られてる問題なんだと思うんだけど、それ対策。普段生活してて見る漢字を覚えるように意識するだけ。書き取りとかするほど重要ではない。漢字の四択問題とか記述がある大学も多いので、そういう大学を志望している人はやるべき。

【微妙】古文単語315

 

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有名な古文単語集。単語数は315個しかないんだけど、それぞれの単語に覚えなきゃいけない意味が何個もあるから覚えなきゃいけない量は315よりも多い。

俺はやる前とやった後であんまり変わらなかったんだけど、元々他の勉強法で古文を鍛えていたからだと思う。なのでやっても損しないと思う。周りの友達は単語やって古文できるようになったって人が多かった。MARCH以上の古文であれば単語力は必須。

【やるべき】源氏物語

古文で頻出の源氏物語。登場人物の情報を事前に知っておけないと解きにくい問題が源氏物語には多くて、それ対策で読んだ。ただ古めかしい源氏物語を読む必要は一切なくて、漫画版とか現代文版のものを読むだけでいい。流れをつかめてふんわり頭の中に入ってればそれでOK。内容は結構面白い。最近NHKでドラマもやってた気がするのでそれを観るのが一番いいかも。

【普通】その他の古文系

枕草子とかそういう奴。そこまで必要じゃないと思うけど、1日あれば大体読めてしまうのでやってもいい。これも流れがつかめればいいので漫画とか現代語訳とかでいい。

ちなみに漢文はノータッチでなんとかなった。

数学編

【やるしかない】問題集

これは本当に苦痛だった。ただ数学はやっぱりやらないと伸びない。俺は東進の緑色の共通テスト用問題集を頑張って解いた。応用の問題はやらなくても基礎だけ詰めれば7割は安定して取れるようになるから、修行だと思ってやるしかない。俺は数学を半分捨ててたので他に語ることはそこまでない。

副教科編

【やるしかない】参考書

共通テスト 生物基礎 集中講義 改訂版

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化学基礎 https://amzn.to/3UGay9U 

生物基礎 https://amzn.to/3UG1ZvG

これに関してはやらないと無理。ただ、闇雲に暗記をしろという話ではない。後編でも書いたが共テ政経のほとんどは常識問題なので、不足分の常識を補うための参考書として使っていた。なのでノートとかに内容をまとめたり、赤シートを使って覚えたりする必要はない。知らない知識を薄くでも頭の中に入れるのが大事。

俺は図とかカラフルな文字とかが嫌いだったから、なるべく文字の色が少なめで文章が多めの参考書を本屋に行って選んだ。時間が限られた状況において合わない参考書をもったいないからといって使い続けるのは非常に損なので、合わないと思ったら即買い替えていい。その代わり複数冊同時にやるのはNG。俺はインターネットマンだったので情報の参考書は買ってないんだけど、そういう情報系の知識がないなら買うべきだと思う。

【普通】新聞

文字を読む練習かつ社会と理科の勉強。科学の情報とか社会の情勢が載ってるので多少の勉強になる。まあこれは普通。やってもやらなくてもいい。

情報編

【最高】scratch

What is Scratch Programming - Teaching Wiki - Computing

Scratch - Imagine, Program, Share

小学生でも扱えるくらい簡単なプログラミング言語。今の小学生はこれを使ってマイクラ風ゲームを作ったり、アンダーテールの戦闘画面をせっせと作っている。

具体的な解説記事は後日書くんだけど、これは結構オススメ。プログラムの「流れ」が理解できるようになる。おっ、ここでiが増えてるってことは、iはリンゴの数なんだなみたいな事が理解できるようになる。

【微妙】pythonjavascript

より実践的なプログラミング言語pythonプログラミング言語の中だと一番有名かつ簡単で初心者も使いやすいと言われている。javascriptは二番目に有名で、pythonよりもちょっと難しい。俺はどっちも触ったことがあるんだけど、pythonは共通テストのプログラミング言語とかなり似ている。なのでやるならpython。ただScratchをやればそれで十分なのであんまりオススメしない。より実用的な勉強がしたい人向け。

 

以上。思い出せる限りでは全部書いたんだけど、また思い出したら追記していく。一つ重要なのは、全部の教科を完璧にやろうとしないこと。必要な分だけやって不必要な分はやらなくていい。当たり前の事なんだけど、これが結構難しいんだ。何故ならやらないと不安になるから。俺の場合現代文は相当完成してたんだけど、それでもやっぱり不安で参考書を買ったりしていた。正直時間の無駄だったと今では思う。

 

次回の記事は志望大学選びについて書こうと思う。正直今の時期に書いても誰も読まないだろうけど、1人でも多くの受験生にとって参考になってくれたら嬉しい。ではまた三日後に会おう。

 

 

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共通テストはノー勉でも戦える【後編】

 

センター試験がサービス終了し、共通テストという後継機が誕生してだいぶ経つ。数学が難化しただの、文章力が多すぎるだの散々な事を言われ続けている共通テストだが、考え方を変えるだけで楽に総合8割に到達できるようになる。高校生活を丸々暗記に費やしても共通テストで点数を取ることはできない。なんならその暗記攻略法を潰すために共通テストが作られたんだ。

俺は独自に編み出したコツ(=考え方)を使って総合5割弱から二か月くらいで8割まで伸ばすことができた。その方法をここに記す。

前編はこちら↓

elsecruise.hatenablog.com

おさらい

前編でも書いたように、共通テストはマーク式の問題である以上誰が解いても25点は確実に取れるようになっている。めちゃ運が良い奴だったらなんも勉強しなくても100%を取れてしまう。クソゲー。つまり小泉進次郎みたいなことを言うと、6割取るために必要なのは6割取るための勉強じゃないんだ。もっと少ない量の勉強で良いという話。

得点プランを立てる

 

より効率良く高得点を取るためには、得点プランを立てることが最も重要。自分の不得意教科を無限にやり続けるより、得意な教科でさっさと高得点を取るのがベスト。というか共通テストで難しい教科というのは応用理科と数学だけ。9科目あるうちの2科目しかないわけで、埋めれる穴だと思う。

常識人なら政治経済は塗り絵

政治経済は日本史世界史と同じ枠組みなのにも関わらず、何故か知識がほとんどいらない抜け穴科目。一か月どころか二週間くらい勉強すれば9割取れてしまう。

 

過去問はあんまり見ない方がいいんだけど、これくらい見ても全然影響しないので載せてしまう。これは実際の共通テストの問題になっている。もし君が犯罪者で逮捕経験があるなら、一瞬で回答できると思う。別にそういう経験がなくても難なく解けるはず。

17とか16のヤンキーが逮捕されたニュース、今までに一度は見た事あると思う。地元の先輩が逮捕されたとかそういう治安悪めなエピソードでもいい。つまり未成年でも余裕で逮捕されるわけで、三番が誤っていると判断できるわけ。ここで一番大切になってくるのは、日常生活でなんとなく得た情報を活用することにある。

政治経済はこういう常識問題と資料読解問題がほとんど。知識問題とケアレスミスを考慮しても7割は確実、過去問解いてりゃ自然に8割ラインは到達できる。

日本史と世界史選択の人は、今からでも遅くないから政治経済に来よう。俺は最初日本史で頑張ってたけどハードモードすぎた。地獄行きの片道切符。

地理はサブ

 

政治経済がメインとするなら、地理はサブ。知識問題の配点が高いので、ノー勉で取れる点数は6割程度。ただ残りの4割のうち、多少の教養があれば取れる問題が20点程度存在している。全部答え切るのは中々難しいと思うけど、10点くらいは取れてもおかしくない。高校入試の地理をある程度力入れて取り組んだ人であれば解けると思う。

日本史世界史は暗記以外の何物でもない

日本史と世界史をノー勉で解ける人間はこの世に存在しない。ただ、暗記をすることで確実に点は取れるという安定性に関してはピカイチ。なのでもし時間が余ってるという人はやっても良い。3か月暗記に費やせば満点狙えるんじゃないかと思う。ただそこまでするなら他の科目で良くない?という話になるのでやっぱりオススメしない。

情報はプログラミングが命

2025年度から新しく追加される情報。知識系の問題はそこまで難しくないので2週間あれば対策できるはず。問題なのはプログラミングなんだ。これは正直慣れるしかない。

端的なコツを言うと、そのプログラムコードが何を目的として書かれているのかをより細かい部分で読み取るだけ。大まかな目的は問題文中にある。もっと細かい部分。といっても抽象的すぎて全然意味がわからないと思う。

小学生向けのscratchっていうプログラミング学習サイトがあるんだけど、冗談抜きでこれをやることでその思考力が伸びる。というかこれが一番効率よく伸ばせる。

scratch.mit.edu

プログラミングに関しては後日詳細な解説記事を書こうと思うので、待っていて欲しい。理解できれば得点源になる科目なんだけど、理解できるかどうかは適正次第な面もある。

ただ見て分かるように、プログラミングの配点は46点分もある。これを逃すのは惜しすぎるので、なるべく点数を取っていきたい所存。

理科基礎

理科基礎は四つの科目に分かれていて、計算重視の化学基礎と物理基礎、知識重視の生物基礎と地学基礎という感じ。なので自分の得意な科目を2つ選んで受験しよう。学校の授業で受けていた科目があればそれを選べばOK。

この科目は理系科目というだけあって多少勉強の必要性があるんだけど、それでも一か月勉強すれば9割を狙える。高得点を狙っていきたい。

応用理科

基本的にこれを受験するのはオススメしない。基礎とは段違いに難しいので、使わなくていいなら使わずに行こう。理科社会で三科目必要な大学が多いと思うが、社会で二科目取って理科は一科目(基礎二科目で一科目になる)というプランで行くのがベスト。

もしどうしても使いたいのであれば、比較的簡単な生物をオススメしたい。身近なテーマでもあるので理解しやすいと思う。

数学

この教科が最大にして最強の強敵。範囲は広いし暗記もあるし計算もあるしでやることが多すぎるんだ。ここでは高得点を取るというより、減点を減らすという思考で考えていった方がいい。

最後の問題は見る必要すらない

といってもやり方は簡単で、大問ごとの最後の問題だけ捨ててしまうだけ。最後の問題はマジで難しいし、時間もかかる。しかも計算という特性上、頑張って解けてもミスしていた!なんて可能性も非常に高い。やるだけ損なんだ。当然東大だとかを目指すのであれば数学でも高得点を狙っていかなきゃいけないんだけど、準難関国公立であれば他の科目でカバーすることができる。カバーできないくらい低い点数を取らない事が最優先になってくるんだ。目標は6割5分くらい。7割取れれば最高。

点数を生贄にして時間を召喚する

問題作成者は、当然時間内で全ての問題を解き終わることを想定して問題を作る。難しい問題は十数分かかることを念頭にして作成されているので、そこを解かずに飛ばしてしまえば他の問題に時間をより多く使えるようになる。ここがこの戦法の最大のメリット。公式をド忘れしてしまった!なんて時にも、時間の余裕を持つことで確率とかの問題をごり押しで何とかしてしまうことができる。見直しの余裕も生まれるのでケアレスミスの可能性もだいぶ低くなるんだ。点数を捨てることで他にメリットが生まれるという話。

落とし穴もある

ただこの戦法を何教科にもわたって行うと、国語と英語と政経で確実に満点を取らないといけない!みたいな無理な状況が発生する。それは絶対にダメ。なんでもそうなんだけど、余裕は非常に大切。幸いにして共通テストは9科目もあるので、多少ミスしても何とかなることが多い。自分がどれだけ点数を叩き出せるかはやっぱりやってみないと分からない。

模試は思ってる以上に大事ではない

模試の最大のメリットにしてデメリットは、何回でもできることにある。毎年多くの進学塾が1年に何度も模試を行っているので、やろうと思えば無限に挑戦できてしまう。点数さえ出せればホームページから偏差値を算出することも可能。一回勝負ではないんだ。

だからミスをする実感というのが減り、なんとなく上振れた結果を指針にしてしまいがちになる。何度も模試を重ねて出た最高得点ではなく、平均値を目安にするのが大切。もっと言うなら、その模試の最低点を目安にしたいところ。何度もやって出た最低値を本番で逆更新することはそうそうない。

ある程度の努力は必要

タイトル詐欺みたいになって申し訳ないんだけど、俺の考え方を利用してすぐに8割取れる人はあんまりいないと思う。今までやってきた考えを変えるというのは難しいし、変えるためにはやっぱり何度か実践が必要。実践した結果役に立たなかったらそれはそれでまた考え方を変えなきゃいけないんだ。世間一般の暗記的な勉強法は、ある程度効果が出るからこそ一般的な考え方になっているわけ。ただ俺は、共通テストに関してのみはより効率的な考え方があると思ってこの記事を書いた。明らかに暗記は必要ないし、考え方を変える事が一番の勉強法だと思う。なので是非参考にして頑張ってほしい。

次の記事では俺自身の具体的な勉強法について書いていこうかなと思う。想像するような勉強法ではないと思うが。例を挙げると映画を見るとかそういう胡散臭い方法。

ただこれはやってみて実際に効果が出たので継続して取り組んだ。義務感だけでやる勉強は辛いので、あるていどお遊びみたいな勉強方法が心理的にもお得。

3日に1回は記事を更新していく予定。次回も楽しみにしていて欲しい。

 

 

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共通テストはノー勉でも戦える【前編】

 

1990年から30年続いたセンター試験が2020年に終わりを告げ、2021年から共通テストがスタートした。もちろん名称が変わっただけではなく、試験の内容も大きく変化した。読解力がないと問題は解けなくなり、知識だけでゴリ押しすることはできなくなった。ただ逆に読解力さえあれば平均8割を狙うことができる。準難関国公立であれば8割あれば余裕で受かる。その方法をここに記す。

必要なものは一つだけ

「これひとつで大丈夫(観客オー)」の写真[モデル:大川竜弥]

 

共通テストは猿でも25%の点数が取れるように作られている。何故ならマーク式だから。確率上、試験問題の1/2の範囲を捨てて半分だけ完璧に仕上げれば6割は取れる計算になる。もうちょい頑張って2/3の範囲を完璧に仕上げれば7割は取れる。共通テストの問題中、大体2/3は中学レベルの知識と社会常識、あとは読解力があれば取れてしまう。俺たちにとっては最高のテスト。

共通テストを活用する人で、中学レベルの知識と社会常識を持っていないという事は少ないと思う。つまり必要なのは読解力ひとつだけである。では、はたして読解力とは何なのか。それは文章を流れ通りに読む力である。といっても抽象的すぎると思うので、科目ごとに、具体的な説明を記していきたい。

1.英語

まず共通テストの英文は、文量こそ多いものの内容としては非常に単純明快。小説であれば時間がいきなり飛んだり、意味の分からない情景描写が入ることはないし、論説文であれば筆者の主張がいきなり変わることもない。つまりヒネリが一切ない。日本語に直せば小学生でも読めるような文章になっている。それが英語になってるから難しく見えるだけ。

共通テスト平均得点率推移(英語)

共通テストは平均得点率が5割になるように作られている。実際数学の平均点数は100/200あたりを毎年キープしていて、6割を超える事はほとんどない。ただこのグラフを見て分かるように、英語は毎年6割近い得点率を毎年叩き出している。つまり簡単。

リーディングは楽勝

繰り返しになるが、共通テストの英文の構造は非常に簡単。コツさえつかめば満点を狙える。そのコツは2つだけ。

単語の意味を取らない

「暗記単語カードを使って学習中の女子高生」の写真[モデル:石投げて美奈代]

共通テストの文章量は非常に多い。まともに読んだら終わらない。時間短縮が必須になる。その状況で単語ひとつひとつの意味なんか取ってたら日が暮れてしまうんだ。単語は見た瞬間に意味が思い浮かぶのが理想。ただそこまで知識を詰め込むのはめんどくさすぎる。

プラスかマイナスで判断しよう

「授業を受けるJK」の写真[モデル:大川竜弥 河村友歌]

名詞は具体的に理解しなくてもなんとかなる。動詞はほとんど中学レベルの物しか出ない。問題なのは形容詞・副詞だけ。ただそういった英単語はポジティブ(プラス)な意味のかネガティブ(マイナス)な意味なのかを考えるだけで乗り切れる。

happyであればプラス。sadであればマイナス。これだけ。そうすることで単語を覚える労力と文章を読む時間の両方が減らせてしまう。一石二鳥なんだ。

リスニングは前半が命

共テリスニングにおいて最も重要なのは前半部分である。前半部分では一つの問題で音声を二回も流してくれるからだ。この厳しい現代社会においてあまりにも優しすぎる配慮。ここでのミスは限りなく減らしていきたい。

マルチタスクを行わない「スマホでワイヤレスヘッドホンを操作する男性」の写真[モデル:大川竜弥]

音声を聞き取りながら問題文を読んではいけない。残念ながら人間の脳ミソはそんなに多くの事をこなせないんだ。問題文は音声が流れる前に読んでおくのが理想。最悪音声が流れた後に読む。間違っても音声と同時に問題を見るな。ここでもプラスマイナス判断法が重要になってくる。

終盤になると複数人の会話が始まるが、そこはもう捨ててもいい。確率に頼ろう。

2.国語

国語の配点は3つに分けられている。現代文が110点、古文45点、漢文が45点。計200点。現代文かつ論説の文章はかなり難解になっている。ただ古文と漢文は英語と同じように簡単。全体の中で知識問題も10%ほどあるがここも確率で良い。変に考えると時間を取られる。

現代文のテーマは大体同じ

前述したように、現代文の文章のうち論説に関してはかなり難解になっている。具体例は具体例になっていないし、筆者が何を言いたいのか理解することができない。文章として破綻している。ただここでもコツがある。テーマの共通性である。

SDGsを理解しよう

世界を変えるための17の目標

誰しも聞き覚えのあるSDGs。17の目標から構成されているSDGsだが、論説の文章はこの17のテーマのどれかに沿ったものであることが多い。というかほぼ沿っている。これを手掛かりにすれば格段に読みやすくなる。SDGsに反する内容には絶対にならない。

古文

「侍が被る兜の前立」の写真[モデル:まーこ]

基本的に英語と同じ。変な文章は出ないし、常識に沿った内容であることが多い。問題は単語。普段から歴史小説を読んでいる人でもない限り、プラスかマイナスかすら分からない単語が多いので闇雲に取り組んでも半分も点数を取ることはできないだろう。

資料を読み取る

「研究室の机の上で研究者がレポートを見ながら実験をする」の写真

単語の意味がなんとなくでも取れなかった時、本文中から得る事の出来る情報は限りなく少ない。そこで重要なのが、本文の後ろに必ず設置してある資料問題と、それに対しての会話文である。ここからできるだけ多くの情報を摂取することで、本文の読解をこなしていきたい。

漢文

「古い襖」の写真

漢文滅茶苦茶簡単。全員理解可。唯一訓点難。知識問題無。

この文章を理解することができるだろうか。多分楽勝だと思う。この文章をもう少し難しくしたものが漢文だと言っても過言ではない(と勝手に思っている)。

全員漢文滅茶苦茶理解簡単可。知識訓点唯一難無。

レ点だとか訓点だとかの影響で、問題文中の漢文はこういう風に並び替えられてしまっている。これが漢文の理解を妨げる最大の要因。ここをどう解決するかが一番の鍵だが、とはいえレ点も訓点も中学校で勉強したものと全く変わらない。今忘れている人も、5分教科書を読めば思い出せるはず。気持ちの問題。

現代文8.5割、古文7割、漢文8.5割で合計8割を目指そう

国語という科目の中で、古文がやはり一番の難関になっている。ただ古文に執着しすぎるのもコスパが悪いので、ほどほどに7割を目指すのが良いと思う。その分の時間を現代文や漢文にあてて、総合的に8割ラインを目指すのが妥当。

「仲良くお参りをする仏女」の写真[モデル:河村友歌 渡辺友美子]

国語と英語はやはり得点源となる科目。国公立大学であれば文系科目と理系科目の両方が必須になる。理系科目で点数を稼ぐのは非常に難しい。文系科目で得点を稼ぐことでアドバンテージを作り、穴を埋めるという話。これにはもうひとつメリットがあって、私立大学の共通テスト利用をする際、ほぼ全ての大学で英国の点数を活用することが出来る。ただ、理系科目を完全に捨ててしまうと受かる大学も受からなくなる。理系科目である程度点数を稼ぐ方法もあるので、後編ではその点についても記載していく所存。

 

ちなみにこのブログの記事は3000字程度になるようにして書かれている。共通テスト現代文の大問の文字数とほぼ同じ。つまりこの記事を読むだけで勉強に繋がり、まさに一石二鳥。3日に一個は記事を出すようにするので、是非定期的に読みに来て欲しい。

 

乞食用。追加の内容はありません。

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